ぶっちー、

ハローアゲイン。
最近は雨の日が多いですね。
晴耕雨読、果報は寝て待て。
しばらく読書と睡眠に勤しもうと思います。

さて、アルシャッドとヌルがマレーシアに帰りました。

彼らは今回、日本に10日間滞在していたそうだけど、そのうち5日間、彼らに会いました。
10日のうち2日は下田に旅行していたので、彼らが東京にいた8日のうち5日、会っていたということだね。
8打数5安打、打率.625。
久々の再会だったとはいえ、ちょっと会いすぎた。笑
でも、日数ではなく時間にしたら、ぶっちーの方が彼らと過ごした時間は長かったかもしれないね。
ぶっちーにとって良い時間、良い出会いになったとしたら、それ以上に嬉しいことはありません!

我らが母校で彼らの写真を撮ったので、ここに掲載します(一応、本人たちの承諾を得ました)。
題して「ICUのキャンパスが似合いすぎる中年のマレーシア人夫婦」。

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ICU、広告素材として買ってくれないかな。

冗談はさて置き、前回の記事にも書いた通り、ぶっちーにはぜひマレーシアに行ってみて欲しいなと、本気で思っています。
本気(マジ)です。

単に「俺が好きな場所をぶっちーにも見て欲しい、あわよくば好きになって欲しい」という俺のエゴなんだけど、ぶっちーにとっても悪い話じゃないはず。
俺はしばらく行けないので、ぜひ、一人で行ってみてください。
アルシャッドとヌルがいれば大丈夫。
他の誰かを誘うのでもなく、ぜひ一人で。
一人で行った方がきっと、旅が深まる気がします。

ぶっちーの「マレーシアに行きたい」という気持ちを高めるために、そして「マレーシアに行きたい」といざ思った時に参考にしてもらえるように、本日は「もしぶっちーがマレーシアに行くなら」を勝手に妄想してみます。
略して「もしぶち」あるいは「もしマレ」。
ベストセラー間違いなし。

この世界にはぶっちーと親しい人もいればマレーシアに詳しい人もいるけど、ぶっちーと親しくてかつマレーシアにも詳しい人はたぶん、俺くらいしかいないでしょ?
あ、今やアルシャッドとヌルもそうか。笑
とにかく、他の誰でもないぶっちーという特定の個人に向けて、俺の独断と偏見でオーダーメイドした旅のプランを提案してみます。
あくまでも提案なので、必要に応じて参考にしつつ、あるいは参考にするフリをしながら、最終的にはぶっちーの好きなように、自由に旅を計画してみてください。
事前の計画こそが旅の最たる醍醐味であると、個人的には思います!
(そして計画からの脱線もまた旅の醍醐味ですね)

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まず、旅行期間は約14日間、時期は2023年6〜10月のどこかに設定。
なぜ6〜10月かというと、あとで詳しく書くけど、ぶっちーにぜひ訪れて欲しいペルヘンティアン諸島のベストシーズンがその時期だから。
もしKLだけ行くなら、365日ほぼ同じ気候なのでいつでもOK。
でも、善は急げ、鉄は熱いうちに打て、というわけで、やっぱり遅くとも10月までに、というか14日間のオフが取れたら速攻で行きましょう!

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東京からKLへのフライトは、俺は23時45分羽田発のエアアジア深夜便を愛用していたけど、LCCかつ早朝着でぶっちーにはやや過酷だと思うので、成田初のJALかマレーシア航空便をオススメします。
いずれも午前10〜11時くらいに成田を発ち、現地の夕方5〜6時くらいにKLに着く感じ。
クアラルンプール国際空港、通称「KLIA」に着く頃には、アルシャッドとヌルに車で迎えに来てもらいましょう。
KLIAはデカすぎて&建物の構造がよくわからなくて、ぶっちーはたぶん迷子になる。
アライバルの出口まで、アルシャッドたちに来てもらおう!

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アルシャッドたちの車に乗ったら、とりあえず彼らの家に直行しましょう。
彼らの家は、KL郊外のモントキアラという街にあります。
モントキアラは、日本人を含む外国人が多く住んでいる高級住宅街エリア。
彼らが住んでいるコンドミニアムの真ん前にショッピングモールがあるので、初日はそこでサクッと晩御飯を。
ローカルなレストランからHub風のスポーツバー、中華料理屋、本格的な寿司屋まで色々あります。
長旅で疲れていると思うので、まずは軽く、シンハービールか甘ったるいアイスティーで乾杯しましょう。
(アイスティーはデフォルトだと甘すぎるので、注文時に"less sugar"もしくは"no sugar"と言いましょう)

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旅の出だしはとりあえず、アルシャッドたちの家に泊めてもらいましょう。
ベッドルームを丸ごとひとつ貸してくれるはずです、たぶん。
よく寝て疲れを癒した翌日は、Mamakと呼ばれる大衆食堂で朝ご飯を食べましょう。
Mamakはもともと南インド出身の人たちが始めた庶民的なレストランの総称で、大体の店は24時間営業していて、紅茶一杯でどれだけ長居しても怒られない。
俺はアルシャッドたちとよく、深夜に6時間くらい、アイスティーと煙草だけでダベってました。
そこに漂う退廃的かつチルな空気感は、まさにガスト。
KLの片隅から、東八道路に思いを馳せましょう。

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旅の序盤は観光を後回しにして、まずはアルシャッドたちと一緒に、あたかも地元民かのように過ごしましょう。
アルシャッドたちと友達になった時点で、ぶっちーは既に大半の日本人駐在員よりもKLのローカルコミュニティに深く入り込んでいます。
その勢いで、KLに着いたその瞬間から「生粋のKLっ子」みたいな感じで過ごしましょう。
というか、アルシャッドたちと一緒にいると、嫌でもそんな感じになります。

彼らの友達にも面白い人が多くて、モントキアラでイタリアンレストランを経営しているイタリア系マレーシア人(?)のナイスガイとか、そのガールフレンドで確か金融トレーダー兼スポーツジムのトレーナーをしているセクシー美女とか、アルシャッドたち行きつけの居酒屋で店長をしているマレー語ベラペラの日本人とか、エアアジアのパイロットをしている兄ちゃんとかいます。
もし興味があれば、「今の気分」を紙に書いたら特製カクテルを作ってくれる隠れ家バーとか、看板のひとつも出ていないのに週末は大盛況という知る人ぞ知る小さなクラブとか、日本の旅行ガイドブックには絶対に載っていない場所をアルシャッドたちはたくさん知っているので、連れて行ってもらいましょう。
KL、というかモントキアラでは「マレーシアに来た」というより「アルシャッドたちのホームグラウンドに来た」という感覚で過ごしましょう。
繰り返しますが、観光は後回しです。

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さて、そんなこんなで3日もアルシャッドたちと一緒に過ごしていたら楽しいけど疲れてくると思うので、4日目くらいから、一人でKLから足を伸ばしてさらに旅をしましょう。
ここからが本番です。

マレーシアでKL以外の旅先というと、街ごと世界遺産のマラッカやペナン島、有名リゾート地のランカウイ島、オランウータンで有名なボルネオ島などが王道だけど、今回は全てスルーしましょう。
ぶっちーが行くべき場所はズバリ、ペルヘンティアン諸島です。
ジャニーズの誰かが「人生でいちばんの星空はマレーシアだった」と言った際の「マレーシア」は、おそらくここか、もしくはボルネオ島だと思います。

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ぶっちーは覚えていないと思うけど、実は約4年前にこのブログに、俺はペルヘンティアン諸島に行ったときの話を書きました。
それも「今までの人生で見たことがないくらいの満点の星空が見えた」という話を。

俺よりもジャニーズの誰かの言葉の方がぶっちーの心に響いたという事実に異議申し立てをしたい気持ちはさて置き、俺が当時ブログに書いたことを、ここに引用します。

不覚にもウルッときたのも束の間、次の瞬間になぜか思い出したのが去年の6月、ひとりでペルヘンティアン島に行ったときのことです。

車が一台も走っていない(そもそも道路がない)小さな島で、一週間くらいのんびりしてたんだけど、最終日に山道を歩いてたらプチ迷子になったのね。
夕方だったから、日が沈む前に(人がいる)ビーチに戻らないとヤバい、と思って、結構必死に歩いた。
途中でコケたり、全身汗だくになったりしながら、午後7時過ぎに何とかビーチに到着。
俺が泊まってた宿は隣の島だったから、ボートタクシーに乗って帰らないといけない。
それ風の兄ちゃんを見つけて声をかけたら「夜だから運賃は倍だぞ」と言う。
高すぎ!と思ったけど、他に帰る術もないし、仕方なく乗せてもらったわけ。
ヘッドライトを装着した運転手と、もうひとり別の兄ちゃんと3人で全長5メートルくらいのジェットボートに乗り、漆黒の海に向かって出発。
ビーチの灯りがたちまち遠くなって、辺り一面何も見えない真っ暗闇で、少し怖くなった。

で、深呼吸して落ち着こうと思って、大きく息を吸いながら頭上を見上げたら、今までの人生で見たことがないくらいの満点の星空が見えたのね。

美しくて感動した、というより、何とも言えない神秘的な感覚を味わった。
言うなれば「宇宙への扉が開いた」ような感じ。
波の上でボートが揺れている浮遊感と相まって、自分が今この瞬間、地球上のどこにもいないような不思議な感覚に陥った。

ジャニーズの誰かと同じく、俺にとっても「人生でいちばんの星空」は、このペルヘンティアン諸島で海上から見た星空だったと思います。
ちなみに次点は佐渡島(新潟)で、3位は慶良間諸島(沖縄)。
佐渡島は約11年前に、元同僚たちが島に住み込みで働いていて、真夏に他の元同僚たちと一緒に遊びに行った。
皆で晩御飯を食べた後、元同僚曰く「島内で最も暗い」道に車を止めてヘッドライトを消して、全く街灯のない漆黒の路上に寝転がって星空鑑賞をしました。
「青春の1ページ」という要素も込みで、心に残っている星空です。

さて、俺がペルヘンティアン諸島に行ったときの写真をいくつか。

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南の島に行くなら天気が大事だけど、ペルヘンティアン諸島のベストシーズンは、気候が穏やかな5〜10月くらいと言われています。
いつ行くの?今でしょ!(古!)

この島に行くと驚くのが、滞在者の9割以上が欧米人であること。
イタリア人、フランス人、ドイツ人、オランダ人、etc…
KLから多くの直行便が出ているペナン島やランカウイ島に比べて、ペルヘンティアン諸島は決してアクセスの良い場所じゃないんだけど、それでも「南の島でバカンス」に並々ならぬ情熱を燃やすヨーロッパの人たちは、この楽園を目ざとく見つけて遥々やってくるんだね。
彼らの大半は特に何もするでもなく、ビーチでゴロゴロしたり、本を読んだりしているだけ。
予定表を埋めないと落ち着かない多くの日本人と違って、これぞバケーションの正しい過ごし方。
この島に行けば人生が変わる、とまでは言わないけど、少なくとも人生において大切なものを見直す、確認する、頭ではなく身体で理解する良い機会にはなるんじゃないかと、自分の経験から思います。

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この島には確か、いわゆるリゾートホテル的な宿は1件しかなくて、あとはビーチに似たようなシャレー(山小屋風のモーテル?)が並んでいるだけなんだけど、俺は2つのシャレーをハシゴして泊まって、特に良かったのがSenja Bay Resortというシャレー。
"Senja"はマレー語で"Twilight"を意味するんだけど、その名前通り、このシャレーが建っている西海岸のビーチからは、天気が良ければ最高級のサンセットが見れる。
あと、カフェ兼レストランが併設されているんだけど、俺が行ったときは毎晩そこで映画上映会をやっていて、これが最高だった。
夜の海をバックに、波の音しか聴こえない中、プロジェクタで投影された映画を観たのは、過去最高の映画体験だったと思う。
俺と同じように一人で映画に見入ってるフランス人の女の子とかもいて、なかなか素敵でしたよ。
ちなみに俺の滞在中、初日は『Atomic Blonde』というベルリンを舞台とした女スパイの映画、翌日は『オリエント急行殺人事件』が上映されていました。
最高にロマンチックな雰囲気の中、割と血生臭い映画を立て続けにチョイスするそのセンスに、俺は痺れました。

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さて、そんな感じでペルヘンティアン諸島で最低1週間過ごしたら、KLに戻りましょう。
南の島でリセットされた心身と共に。

旅の終盤はKLで数日間、ベタな観光を少し交えつつ、のんびり過ごすのが良いんじゃないかと思います。
KLはおそらく、ぶっちー的に大した見所はなくて、下手すると1日で飽きるかもしれないけど、とはいえ楽しめることもあると思います。

個人的にぶっちーにオススメしたいものを、いくつか書いてみるね。


◆英国風ホテルで本格アフタヌーンティー

マレーシアは1957年まで「マラヤ連邦」と呼ばれるイギリスの植民地だったので、コロニアル様式の建物やイギリス文化が街中に残っていて、そのひとつがアフタヌーンティー。
俺自身は行ったことないんだけど、KLはハイクラスなアフタヌーンティーがリーズナブルな価格で楽しめると評判です。
1932年に建てられたというHotel Majesticなんて、建築やインテリアも素敵なんじゃないかしら?
一人で優雅に、もしくは仕事でロンドンに通っているというヌルと一緒に”Atas”なひとときを楽しむ、なんていかがでしょう?

ちなみにこのホテルの近くには、超モダンなデザインが目を引く国立モスクと、その隣にイスラムアートの美術館もあります。
繁華街や屋台通りも賑やかで楽しいけど、静かに大人な楽しみ方を志向するなら、この辺りはオススメ。

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◆ホテル

アルシャッドたちの家に泊まるのに気疲れしたら、もしくは行く前から「気疲れしそうだな」と思ったら、普通にホテルに泊まるのも良いと思います。
というか、KLのホテル事情は評判が良いので、むしろオススメです。
今はどうか知らないけど、少なくとも5年前は「世界一安いリッツ・カールトン」と言われていたリッツ・カールトンや、先述したHotel Majestic、日本や他の国にもあるけどスタイリッシュなデザインで人気のALOFTとか。
あるいは、KLの市街地から少し離れた森の中にあるVillaみたいなところに篭ってのんびりするのも良さそう。
残念ながら俺は格安バジェットホテルばかり泊まっていたので、実体験ベースのオススメはできないんだけど、ネットで探せば良さげなホテルがたくさん出てくるはず!


◆SPA

他にKLでオススメできるのは、ありがちだけどマッサージやSPAですかね。
繁華街の路上に並ぶ格安マッサージ店も良いけど、せっかくなら、ちょっと高級なSPAに行ってみるのも良いかも。
やはり俺の実体験はないので、興味があればGoogle先生に相談してみてください。
俺がたまに行ってたのは、良心的な価格がウリのマッサージ店、その名も「良心」です。

ちなみに「アーユルヴェーダ」を謳ってる店も多いけど、本場スリランカの人からすると「なんちゃって」な店が多そう。
そもそもアーユルヴェーダは本来、2週間くらい泊まり込みで施術を受けて、かつ毒素を抜いた食事を徹底して初めて効果が出るとも言うしね。


◆レストラン&カフェ

ぶっちーにオススメできそうな店をいくつか、、、


リッツ・カールトンの中にある高級中華です。
KLのdim sumは全体的にクオリティーが高くて、かなりオススメ!


KLを拠点に生活しているGACKTの行きつけとして、日本のテレビ番組でも紹介されたことのある店です。
と書くと、ちょっとミーハーな感じがしちゃうけど、実際行ってみると確かに素晴らしい。
まず、ジャングルの中に店がある(この前、ヌルが「KLから車で30分くらいで行けるよ」と言って見せてくれた写真に映っていた山の近くです)。
店に入るまでの導線が素晴らしくて、たまに店の前で小さな猿たちがお出迎えしてくれる。
店の中から見渡せる森の中にも、ときどき猿の群れが見える。
ジャンルは「伝統的なインドシナ料理」とのことだけど、俺のイメージでは「ワインと合わせて楽しめるモダンでスタイリッシュなベトナム料理」という感じかな。
もちろん晴れた日も良いけど、スコールが降りしきる午後に雷の音を聞きながら食事するのも、個人的にはテンションが上がります。
まあ、ある種の厨二病だと思ってください。


宝香肉骨茶

「宝香肉骨茶」っていう字面だけでもう、美味しそうじゃない?
シンガポールのバクテーは胡椒とニンニクの効いた白いスープだけど、マレーシアのバクテーは醤油ベースの茶色いスープ。
どっちも美味しいけど、個人的にはマレーシアのまろやかなバクテーの方が好き。
チキンライスはシンガポール、バクテーはマレーシアに軍配が上がるというのが定説で、俺もそう思う。

観光客がよく行く有名店は大体、あまり綺麗とは言えない道端にあるのと、一皿のポーションが大きすぎるんだけど、この店はPavilionというKLでたぶん一番有名なショッピングモールの中にあるから店内が綺麗で、サイズも控え目というか女性向けな感じ。
俺は無性にバクテーが食べたくなると、この店に行くためだけにGrabで車を呼んで、当時住んでいたコンドミニアムとPavilionを往復していました。
同僚だった中華系マレーシア人の女の子を連れて行ったときも「ここのバクテーはすごく美味しい!」と絶賛していた。
アルシャッドたちはバクテーを食べられないので、ぜひソロバクテーをご満喫ください。


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今facebookのページを見て、この店が「地中海料理」の店だと初めて知ったんだけど、モントキアラにある「Publika」というショッピングモールの中にあるカフェみたいなレストラン。
ハンバーガーとシーシャとマレーシア風コーヒーを同時に楽しめるという節操のない店なんだけど、この店で働いてたフィリピン人の女の子が可愛かったので、この近くに住んでいるアルシャッドたちとの待ち合わせによく使ってました。
あの子はまだいるのかしら?アルシャッドに聞いてみてください(自分で聞けよ)。
そういえば、本人から聞いたかもしれないけどアルシャッドのお母さんはフィリピン人で、彼はタガログ語も喋れるんだよ、確か。
KLの飲食店で働いている人はマレーシア人よりもフィリピン人の方が多いんじゃないかな。
美男美女が多いし、皆、笑顔が素敵で癒されます。

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ちなみに「Publika」というショッピングモールは開業当初、「アンチグローバル資本主義」をコンセプトにしていて、例えばスターバックスやナイキなど世界のどこにでもあるブランドの出店を拒否し、代わりにKLの老舗カフェを今風にリブランディングして出店させたりしていたそう。
その話を事前に本で読んだ俺は「何それ、面白いじゃん!」と思ってワクワクしながら行ったんだけど、俺が行ったときには既にスターバックスとアディダスがあった。
グローバル資本主義に飲み込まれていた!無念!
やっぱりローカルブランドだけじゃ、やっていけなかったのかね。
でも、全体的にローカルな店が多いし、ヒップでエッジィな雰囲気のアートギャラリーとかあったりもして、好きな場所のひとつでした。
ちなみにこのエリアは日本人も多いので、このショッピングモールには和食屋はもちろん「駿台マレーシア校」なんてのもあります。
確か日本人パーソナルトレーナーの広告も出ていたな、「生徒募集中!」って。

ふう。
とりあえずこんなところかしら。

書いていて、だんだん自分がKLに行きたくなってきたってばよ。
でも、もしぶっちーがKLに行って、お土産話を持ち帰ってきてくれたら同じくらい楽しいと思うから、代わりに行ってきてください。
これはもはや提案ではなく指令、ミッションです!

ぶっちーはきっと、短期間の旅行でも俺が知らないKLやマレーシアを見つけたり、素敵な出会いを経験して帰ってくるんじゃないかな。
極論、マレーシアじゃなくても、どこでもいいから一人旅をするぶっちーを俺は見てみたい。
ただ、女性の一人旅は慣れていないとちょっとハードルが高いのかな、という気もするから、少し手助けしてくれるアシスト役がいると良いと思う。
そのアシスト役として、アルシャッドとヌルはかなり心強い存在だと思います。
(ただし、たまにアシストが過剰なので気をつけましょう)

ちなみに、以前に『クアラルンプールの歩き方: KLを巡る60のTIPS』という本を書いたんだけど、テーマと想定読者層が明確だからか、俺がこれまでにKINDLE出版した本の中では一番売れてます。
出版して割とすぐにコロナ禍が始まって、全然売れてなかったんだけど、コロナ禍が明けたここ1年くらいでジワジワと売上が伸びています。
今すぐに売れなくても、数年後に売れ始めたりするのが、KINDLE出版の面白いところじゃないかと。



この本は旅行ガイドブックの体をとっているけど、自分としてはある種の文学作品、あるいはDJのノンストップミックスみたいな感じだと思っているので、もし気が向いたら読んでみてください。
ガイドブックとしても多少は参考になるんじゃないかなと思います。

では、ぶっちーが最高の星空に出会えることを願っています。
良い旅を!




KLに住んでいた頃に、タクシーの車内で聴くローカルラジオでよく流れていた曲のひとつです。
東京ほど明るくなく(光が少なく)、どこかセクシーなKLの夜景によく似合っていたのを覚えています。

2023.5.15
はる