ぶっちー、
どうも、俺です。
「the circle」読んでみました。
めちゃ面白かった!
ジョージ・オーウェルの「1984」読んだことある?
訳者のあとがきでも言及されてたけど、「the circle」を読んでみて、これは21世紀版「1984」だ!と思った。
もし読んだことなかったら、気が向いたときにぜひ。
「the circle」を読んで、俺の中でのアンチFacebook精神が確立された気がする。笑
この前、会社にやって来たとあるオーストラリア人によると、
今、世界のインターネット広告売上の99%以上って、GoogleとFacebookらしいのね。
これ、凄まじい寡占市場だよね。
電通と博報堂なんてかわいいもんだよ。笑
俺の周りにも、どうやったらGoogleで検索上位になれるかとか、
どうやったらFacebookでたくさんlike!されるかとか未だに考えてる人がいるけど、
たとえビジネスでも、そういう世界にもはや全く興味が持てずにシラけてしまう自分がいる。
検索上位もlike!もフォロワーも、金で買えるしね。
ところで「1984」に、こんなフレーズが出てくるんだけど。
自由とは二足す二が四であると言える自由である。その自由が認められるならば、他の自由はすべて後からついてくる。
当たり前のことを当たり前に言えること、それが自由。
少なくとも今の日本って、当たり前のことをとても言いにくい社会だと思うんだよね。
誰か偉い人が「2+2=5」って言ったら、それがどんなにバカげてても「2+2=5」になっちゃうというか。
俺はやっぱり「それ、違うと思います」って、ちゃんと言いたい。
同調圧力に、絶対に屈したくない。
でも、たまに屈しそうになるときも正直ある。
今ふと思ったけど、だからこそ交換ブログをやってるのかもしれない。
ぶっちーに対してなら「俺はそれ、違うと思う」って言いやすい。
本当に自分が思ってること、考えてることを言いやすい。
そしてあわよくば、それを誰か他の人にも聞いて欲しい。
だからメールのやり取りじゃなくて、敢えて交換ブログやってるのではないだろうか。
過剰にシェアしたくはないけれど、しかし誰かの目に触れて欲しい。
それは触れるべき人に、触れるべきタイミングで触れて欲しい。
こちらのタイミングを押し付けるのではなくて。
そんなことを今、考えた。
でも、「the circle」で最後の最後にとんでもない秘密が隠されていたように、
本当に大事なことはオープンにならないし、シェアもされないし、
逆に言うとオープンになること、シェアされることというのは大抵、どうでもいいことなのかもな。
このブログに書かれていることよりも、俺たちがたまにLINEしたり、会って話してることの方がきっと遥かに重要で、
さらに言うと、お互いに話さないけどそれぞれ頭の中で考えてるようなことが実はもっと重要かもしれなくて、
さらには俺が考えてもいない(けど無意識に感じている)こと、たとえばどんな夢を見たか、とかが一番重要かもしれなくて、
それを全部可視化なんてされたら、少なくとも俺はたまったもんじゃないぜ。
そう考えると、このブログに書かれていることというのは極めて表層的である意味薄っぺらくて、
我々という人間のせいぜい2%くらいしか表現されていないかもしれない。
2%とかいう意味のない数字を今持ち出したのもまた、我ながら薄っぺらいなと感じた。
何でもかんでも数字にされてしまうこんな世の中じゃ、ポイズン。
残り98%を少しばかり充実させるため、また近々アフタヌーンティーしましょう。
たまには横浜、行きますので。
2017.11.17
ハル
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