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やあ、ハルくん!
058. Too young to dieで、久しぶりのおしゃべり系じゃなくて語る系きたな、と思ってたらそこから3連投ね。
わたし、あの頃から首のヘルニアが悪化して、休職しています。
あふたぬーんてぃチャンス is here againだからsee you soon hopefully!

058.の中で出てきた『老師と少年』を読んだよ。

幼稚園の話をするね。(ここが始まりだと思う)
最初は保育園に入ったのよ。

保育園は結構ゆるくてお昼寝の時間に起きてる以外の理由で怒られたことひとつもなかった。
それが最後の一年なぜか幼稚園に放り込まれて。
(確か制服を着てる友達を見て「いいな」とか気軽に言っちゃったからだった気がする。)

ここで、幼稚園で辛かったことランキング(ますぶちさん調べ)

まずは第3位:先生がヒス。
特に園長先生。すごいヨボヨボのおじいさんで、手を繋ぐの死ぬほど嫌だったんだけど、入園する日に嫌がったらそれ以来顔を見ると必ず手を握らなければならなくなって最悪だった。知らない国会議員に安保法案おめでとうございますとか言わされれるのも嫌だけど、とにかくそのシワシワの感触が最悪だった。

そして第2位:お昼寝がない。
絶望的だったよ。ずっと起きてるんだもん、自分と同い年くらいの怪物たちが。自分が子供だと思ってなかったから、お昼寝の一度リセットできる時間がないのはとてもストレスでした。

そして第1位:お昼ご飯が冷たい。
お弁当か、幼稚園に届くパンだったんだけど、どっちにしろ冷たいの。冷たいご飯きらい。だから、いつでも冷たいサラダとかゼリーだけ食べてた。

まあこんな感じで不満しかない幼稚園だもんで、定時で終えたら通園バスで直帰、
縁側直行、日向ぼっこまっしぐらだったの。
隣では退職してたおじいちゃんが毎日ジャムの瓶を灰皿にセブンスター吸ってた。
このおじいちゃんは中3の修学旅行の2日前に死んじゃうんだけど、わたしのソウルメイト、いちばんの理想の男性。
その話はまたいつか、ね。

おじいちゃんには本当になんでも話せたんだけど、それでもなんとなく聞きづらかったことがあって。
「おじいちゃんて本当に生きてる?」
コレ。

自分以外の人が生きてるっていう証拠どこにもないじゃんって思ったの。
おじいちゃんはもちろん「生きてるよ。」って笑ったんだけど、
子ども相手でも適当にごまかす、っていうことはしない人だったから「でもおじいさんはあやちゃんにそれ証明でけへんな」って笑ってさ。
賢い子やとか言いながらタバコぷかーっとしながら頭なで回されてたよ。
(余談:髪の毛が生えるのが遅かったわたし。家族には、おじいちゃんが撫ですぎるからなかなか毛が生えないとか言われてた)

実はこの14年後にicu専門予備校で、その疑問は払拭されるんだけど、そこまで4歳から18歳までずっと、
「自分以外の人が生きてるのか」はお腹の下の方にずっと沈殿してる。
自分の外側から来たルールとかしがらみに対していちいち「本当に我慢しなきゃいけないのか」考えてしまうのは、
この辺から始まった気がする。

ちなみに、icu専門予備校の友達に言われたメガトンパンチなフレーズは
「ぶっちー以外が生きてないとして、その想像力やばくない?」

なんかわかんないけど、このフレーズが当時の私にはちょうどいい強さと温度ですっごく奥までスルって入っちゃった。

2017.03.09.
ぶち