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ぶっちー、

早速のお返事、ありがとう。

交換ブログってさ、当たり前だけど相手がいるからいいよね。
あまり書く気分じゃないときも、ぶっちーの返事を読んでビビっときて書きたくなったりする。
俺、一応プロの文章家だし、10年くらい個人ブログもやってるけど、
もう最近、ひとりでシコシコ書くのとか結構ダルくて。
誰に強制されたわけでもなく月100本記事書くブロガーとか、よくやるなあって思うよ。
俺、ひとりでブログ書くよりもメジャーリーグ見てたりとか寝てたりとかしたいもん。

わたしたちって気が合う? 似てる?
最近、これを読んでくれてる友達に
「二人は気が合いそうだね」「似てる、雰囲気」って言われるの。

わたし、正直、全然似ていないと思うの。
いつもあなたの方が少し多く遅刻するし、食べたい料理も合わないし、
気も合わないと思うの。

最初に一応伝えておくけど、あなたこの前、
「だってハルくんほど気が合う人なかなかいないんだもん」
って言ってた。

まあそれはいいんだけど、「二人は似てる」は俺も何人かに言われる。
せっかくだからさ、今度「二人は似てる」って言うぶっちーの友達と俺の友達集めて飲み会しようぜ!
俺たちは気が合うのか合わないのか問題にも決着をつけような。

さて、ぶっちーが書いてくれた話だけど。

わたし、 ゼロから自分で何か作れるなんて思えない。

「オリジナル」とか「作品」ってなんなんだろう。

ふむふむ、なるほど。
これはアリストテレスも腕組んで考え込みかねない問いだな。
このアリストキラーめ。

俺、何かを作る上で「オリジナル」ということにはあまりこだわってないし、
そもそもそういう概念がない。

突き詰めると、完全なオリジナルなんてものはないと思ってる。
俺がどれだけクリエイティブに文章書いても、日本語発明したの俺じゃないし。
そもそも俺という人間自体、俺がこれまで生きてきた環境の産物だと思ってるし。
俺という人間は作ったのは俺じゃなくて両親だし、俺の両親を作ったのはその両親だし、その両親を…
って考えていくと、いつも俺の思考は「ビッグバン」に辿り着くのね。
韓流の方じゃなくて、宇宙のはじまりの方ね。
タイトルを敢えてアルファベットで書いてごめんな。
まあともかくそういわけで俺、厳密なオリジナルは諦めてる。 

一方で「作品」という概念については、
自分の中にしっかり何かがあって、こだわりもあるんだよ。
 
たとえば俺、NAVERまとめは「作品」だと思わない。
自作曲なしのMIX CDやカバーアルバムも「作品」だと思わない。
多分、自分以外の誰かが「作品」として作ったものを編集して作られたものは、
俺にとってはもう「作品」じゃなくなるのかもね。

木材買って来て、家具作ったことくらいはあるけど、
それも技術の時間に作る程度のものだし、
「ますぶちオリジナル」って感じじゃない。 
ましてや「作品」でもない。

だから、これは立派な「作品」だと俺は思うけどな。

わたし、洋服もそこそこ好きだし、インテリアとか小物もまあまあ好きだけど、
自分で1から何かを作る作業をしたことがない。 
お洋服のDJよ。まさに編集よ。アレンジとかもそうかな。

うんうん、俺も洋服は好きだけど、
誰かが作った洋服を組み合わせて着るDJプレイしかできないね。

洋服に関していうと、やっぱりデザイナーが「作品」を作ってる人だと思うな。

もちろん洋服を作る前にその素材となる生地を作ってる人とかもいるし、
デザインにしても過去の色んなものにインスピレーションを受けていたりするわけだけど、
デザイナーが洋服をデザインしてその通りに作るとき、それが「作品」になる瞬間だと思う。
その後は、たとえば人気スタイリストがどれだけオシャレにコーディネートしてもリメイクしても、
それは作曲ではなくremixなんだと思うな。

ハルくんが、自分で1から作ったと思えるのの中に わたしのこと ちゃんと入れといてね。

ごめん、ちょっと何言ってるかよくわからない。
まあでも、この交換ブログは間違いなく俺たちの「作品」だよ。 

2015.06.08
ハル